シラバス詳細(2025年度)

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科目名AIアプリケーション開発
科目区分専門科目
種別演習
配当年次3年
配当学期前期
授業時間数60
単位数2
実務経験がある教員による授業科目 実務経験の概要:
IT企業において小売・物流系のシステム設計・開発・運用の後、起業しコンサルティングとアプリケーション開発に従事。

実務経験と授業の関係:
IT企業での業務経験および起業・経営の経験を基に授業を行います。

授業概要本授業では、Vibe Codingツール「Claude Code」およびPythonを用いて、AIエージェント支援によるデータ分析プログラム開発(プロンプトエンジニアリング)を実践的に学びます。
ローカルPC(Windows)環境で開発を行い、Scikit-learnを中心に回帰・分類・クラスタリング・次元削減などの典型的な機械学習タスクに挑戦します。さらに、実データ(TitanicやMovieLensなど)を題材に、モデル構築から評価までを一貫して体験します。
AIを「共同開発者」として活用(プロンプトエンジニアリング)するスタイルで、学生がデータ活用の実践力と創造的問題解決力を高めることを目的とします。
到達目標- Claude Codeを活用したAI駆動型のPython開発方法(プロンプトエンジニアリング)を理解する
- Scikit-learnを用いた代表的な機械学習手法(回帰・分類・クラスタリング・次元削減)の実装力を身につける
- 実データを用いたモデリングから評価・改善までを自律的に行える
- レコメンデーションや時系列予測など応用的テーマに取り組める
- AIとの協働(Vibe Coding)による効率的な問題解決・創造的アイデア創出の方法を習得する
目標資格等
評価方法知識:小テスト 0%
知識:定期試験 0%
技能:日常演習 50%
技能:課題提出 50%
評価の詳細:
準備学習、他科目との関連AIリテラシーⅠ・ⅡによりAI分野の基礎を理解していること。
プログラミング言語ⅠによりPython言語によるプログラミング手法を習得していること。
教科書・教材参考書: PythonによるAIプログラミング入門 ―ディープラーニングを始める前に身につけておくべき15の基礎技術、オライリー
参考書: ニューラルネットワーク自作入門、マイナビ
AI利用について 利用可
AI利用の詳細 Claude Codeなど、各種のAIサービス・エージェントを積極的に活用します
授業計画 1回あたりの時間数 4時間
第1回
開発環境構築とClaude Codeの使い方
- Windows環境でのPython環境セットアップ
- venv/pip、JupyterLab
- Claude CodeのVibe Coding手法入門
第2回
Scikit-learn入門(回帰問題)
- 単回帰分析
- 重回帰分析
- モデル訓練と予測
- Claude Codeによるコード補助
第3回
分類モデルの基礎
- ロジスティック回帰
- k-NN分類
- 決定木
- 混同行列による評価
第4回
クラスタリング
- k-means
- 階層的クラスタリング
- クラスタの可視化例
第5回
次元削減
- PCA・t-SNEによる可視化
- 特徴量圧縮と分析効果
第6回
モデル評価の方法
- 精度・再現率・F1・R²
- クロスバリデーション
- 過学習対策
第7回
データ前処理の実践
- 欠損値補完
- 正規化・標準化
- カテゴリ変数処理
- Pipeline
第8回
実データ分析 i:Titanic生存予測
- ロジスティック回帰で生存予測モデルを作成
- 特徴量エンジニアリング
第9回
実データ分析 ii:気温と消費予測
- ランダムフォレストによる回帰
- 気象データ・消費データ分析
第10回
アンサンブル学習
- ランダムフォレスト・勾配ブースティング
- 比較と応用
第11回
実データ分析 iii:レコメンデーション入門
- 協調フィルタリングによる推薦モデル
- 類似度計算
第12回
実データ分析 iv:MovieLensを使った推薦モデル
- Matrix Factorization
- レーティング予測と推薦評価
第13回
プロジェクト演習 I
- 各自のテーマ設定
- Claude Codeで仕様策定・データ準備
第14回
プロジェクト演習 II
- モデル設計・実装、可視化と改善
第15回
プロジェクト演習 III
- 評価・レポート作成
- Claude Codeでドキュメント生成
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日本国際工科専門学校IT専門課程